子どもの虫歯予防のために大切な3つのポイント②

 

みらくる歯科クリニックです。
本日は「子どもの虫歯予防のために大切な3つのポイント」についてお話しします。

 

『(3)歯の質を全体的に改善する』

フッ化物(フッ素)の使用は、歯の質を改善する最も効果的な方法の一つです。
フッ素によって歯の質は改善され、虫歯になりにくい丈夫な歯ができるのを助ける効果もあります。
さらに、再石灰化を促したり、歯垢内で作用して歯のエナメル質を溶かす酸が出来るのを抑制したりします。

フッ素の使用は3つの方法があります。

①歯科医院で高濃度のフッ素を塗布する
②家庭でフッ化物配合を使用した洗口を行う
③フッ素が含まれた歯磨き粉

 

①歯科医院で高濃度のフッ素を塗布する

歯科医院で塗布するフッ素は、家庭で使用するフッ素入り洗口液や歯磨き粉よりも高い濃度になっています。幼児の場合は、歯が口の中に出てきてからできるだけ早く、歯に塗布することが推奨されています。
フッ素塗布は、口腔内の健康を維持するための検診も兼ねて、少なくとも6ヶ月に1回行うことが望ましいとされています。

 

②家庭でフッ化物配合を使用した洗口を行う

フッ素洗口液(フッ化ナトリウム溶液)は、うがいができるようになる4歳頃から使い始めることが推奨されています。また、むし歯になるリスクの高い大人にも推奨されています。
特に、生え始めの永久歯の虫歯予防にフッ素入り洗口液を使用すると効果的であることが分かっています。

フッ素配合の洗口液は、うがいができるようになる4歳児から使用することが望ましく、子どもたちがセルフケアの習慣を身につける絶好の機会ともなります。

 

③フッ素が含まれた歯磨き粉を使う

フッ素入り歯磨き粉は、最初の乳歯が生えた頃(生後6ヶ月頃)から、大人になっても使用を続けることが大切です。

厚生省が奨めるフッ素入り歯磨き粉の使い方は、次のようになっています。
(イェーテボリ法を日本人向けに改良したもの)

(1)年齢に応じた量のフッ素入り歯磨き粉を使用する。
(2)歯の表面全体に歯磨き粉を塗布する。
(3)歯磨き粉が泡立つように、2~3分ブラッシングする。
(4)口の中の歯磨き粉を吐き出す。
(5)10~15ミリリットルの水を口に含み、5秒程度うがいをする。
(6)うがいは1回だけでよい

※歯磨き後、1~2時間は、飲食をしない

 

以上、子どもの歯を虫歯にしないためにできる3つのことをご紹介しました。

年齢に関わりなく、お子さんの歯は、食べるということに直接つながる重要な組織ですので、まずは今できることから始めてみましょう。

 

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カテゴリー:みらくるブログ  投稿日:2022年9月23日

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