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歯周病治療の第一歩!歯周病の検査

大抵の人は歯医者で歯石を取った経験があるのではないでしょうか?歯石を取ってもらいたいだけなのに、歯茎をチクチク検査されたり、写真やレントゲンを撮られたり、時間とお金の無駄だと思ってしまう人もいるかもしれません。

しかし、歯石除去は歯周病治療の重要な治療の一環であり、そのためには歯周病の進行度合いを正確に把握しておく必要があります。

今回は歯周病の進行度合いを調べるための歯周病の検査について詳しく解説していきます。

歯周病の検査はなぜ必要?

歯周病の基本的な検査は、保険治療の場合、歯石を取る上で必ず行わなければならない決まりとなっています。しかし、歯医者さんはただ決まりだから仕方なくやっているのではありません。一人一人の患者さんの歯周病の進行度を全体的に細かく把握し、より綿密な治療計画を立てることは、歯茎の状態を改善に向かわせるために必要不可欠だからなのです。歯茎の状態を把握することなく、ただ一辺倒に歯石を取っても十分な治療効果が出ません。

歯周病の検査で行われること

歯周病の検査で行われることにはどのようなものがあるでしょうか。一般的に保険治療で最も行われるのは次のような検査になります。

1.歯周ポケット検査

ポケット探針(プローブ)と呼ばれる目盛りのついた器具を歯肉溝(歯と歯茎の間の溝)に入れて、溝の深さを測ります。溝の深さが深いほど、歯茎が炎症を起こして腫れていたり、歯を支えている骨が溶けてなくなっていることを表し、歯周病が重症であるということになります。25g程度の弱い力しかかけませんので若干チクチクすることはありますが、通常強く痛むことはありません。

測定結果による重症度の判定

3ミリ未満;正常
3ミリ程度;歯肉炎
4ミリ〜5ミリ;初期〜中程度歯周炎
6ミリ〜9ミリ;中程度〜重度歯周炎
10ミリ〜 ;重度歯周炎

2.歯の動揺度検査

ピンセットで歯を揺らしてどのくらい動揺があるかを調べます。動揺の程度が大きくなるほど歯を支えている骨が溶けており、歯周病が重度であることを示します。動揺度は0度から3度までの4段階で表されます。

動揺度の分類(Miller の分類)

0度;生理的動揺の範囲(0.2ミリ以内)
1度;頬舌的(頬(唇)と舌を結ぶ方向)にわずかに動揺(0.2〜1ミリ)
2度;頬舌的に中等度(〜2ミリ以内)、近遠心的(歯並びの方向)にわずかに動揺
3度;上下の方向(垂直的)にも動揺

3.レントゲン検査(X線検査)

歯を支えている骨の状態を調べるのに最適な検査はレントゲン検査です。レントゲンを撮ることにより、歯を支えている骨のなくなり方を正確なイメージで知ることができます。また、歯茎の内部に隠れた歯根の表面に歯石が付いているかどうかも知ることができます。

4.出血指数

歯周ポケット検査でポケット探針を歯と歯茎の間の溝に入れた際に出血があるかどうかを調べます。出血の有無は歯茎の炎症があるかどうかを示します。

以上の他にも、歯周病の検査としては、歯垢の付き具合の程度を調べる検査、口腔内の写真を撮って歯茎の色、腫れの程度を調べる検査、歯周病原菌を顕微鏡で確認する細菌検査などがあります。

まとめ

歯周病の怖いところは初期の段階で自覚症状をあまり出さないところです。見た目にそれほど歯周病が進んでいるように見えなくても、歯周ポケット検査をすると深い歯周ポケットが見つかったり、レントゲンを撮ると骨が大きく吸収してしまっていることも決して珍しくありません。

歯周病の検査は最初の一度限りでなく、歯石を取った後などに歯茎の治り具合を確認するために再評価の検査も行われます。この検査は治療をしてきちんと病状が回復しているか、次の治療のステップに進むかどうかを確認する大事な検査です。

くれぐれも歯石を一度取ったからと言って治療をやめてしまわないようにしましょう。

カテゴリー:みらくるコラム  投稿日:2016年12月16日

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